ハイブリッド手術室最新医療技術に対応

ハイブリッド手術室とは

新病院では、本格的ハイブリッド手術室システムが2室稼働しています。約100m2ほどの広さを確保しており、様々な医療支援機器の同時使用、さらに手術支援ロボット、3Dカメラシステムの導入も可能としています。
ハイブリッド手術室とは、手術台と心・血管X線撮影装置を組み合わせた手術室のことで、手術室と心臓カテーテル室、それぞれ別の場所に設置されていた機器を組み合わせることにより、最新の医療技術に対応します。

従来の手術室のX線透視・撮影システムではX線装置の出力、透視画像等が高度な術式に対応できない状況でした。心臓病センター榊原病院のハイブリッド手術室ではX線撮影し、直ちに高画質な3次元画像を作成、観察しながら、その場で大動脈瘤治療、あるいは血管修復術の手術であるステントグラフトなどの先進的な手術を迅速かつ安全に実施することが可能となります。

より迅速で正確なカテーテル操作が可能

当院のハイブリッド手術室は東芝と共同開発しました。大がかりなX線透視装置は手術室機能を低下させるため、従来のハイブリッド手術室においては、心臓外科領域でのバイプレーンシステムの構築は困難といわれていました。しかし、新たに専用のプログラムを開発したことにより複雑な心臓手術に対応できるバイプレーンシステムの構築が可能となりました。その結果、3D透視が可能となり、より迅速で繊細なカテーテル操作が可能となっています。

また、新たに開発された3Dナビゲーションプログラムによりさらに正確なカテーテル操作が可能となっています。現在、胸部および腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療、大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁置換手術、ポートアクセス僧帽弁手術と経カテーテル冠動脈形成手術の同時実施、閉塞性動脈硬化症に対するバイパスとバルーン拡張の同時施行などその治療領域は多岐にわたります。

チーム医療で質の高い医療を

当院では循環器内科との"チーム"による共同治療として、内科・外科の領域を超えたハイブリッド治療を行っています。当院では28名の循環器内科医と中四国では最大の15名の心臓血管外科医(※)を中心とした心臓血管治療チームが、6室の心臓カテーテル検査室、ハイブリッド手術室2室と4室の心臓血管外科専用の手術室、さらに他科も使用できる1室、および30床の集中治療室で治療を行います。夜間の緊急心臓手術でも常に同時に2例並列で行うことができます。(※2014年4月現在)

心臓病センター榊原病院の使命は、「絶え間ない」「高度な循環器医療」の提供であり、豊富なマンパワー、知識、技術に裏付けられた安全で、質の高い医療を提供してまいります。

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