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胸・腹部大動脈瘤ステントグラフト治療
137例達成
(内:胸部20例 他:4例)
大動脈瘤のステントグラフトとは?
ステントグラフト留置術は開胸あるいは開腹といった大がかりな手術操作を必要とせず、腹部の場合太ももの部位の動脈からカテーテルを用いて人工血管を大動脈内に留置して大動脈瘤の破裂を予防する方法です。
メリットは?
開胸、あるいは開腹手術を行わないため病客さまにかかる負担は極めて少なくなり、早期退院、早期社会復帰が可能となります。
2007年5月より岡山県では初めてのZenithAAAエンドバスキュラーグラフトを用いての腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
大動脈瘤に対する低侵襲治療としてステントグラフト留置術があります。
当院でも1998年より一部の病客さまに対してステントグラフト留置術を行ってきました。 厚労省がステントグラフトを医療機器として認可し、2007年4月に実際に使用できるようになりました。
現時点では
認定施設 (当院は施設認定を受けています) においてのみでさらに腹部大動脈瘤に限定されての施行可能
ですが、今後ますますこの治療法は普及、発展するものと考えられます。
当院では大動脈瘤の適切な治療が行えるよう大動脈瘤専門外来を設置し、診断と治療に取り組んでいます。 胸部、あるいは腹部といった部位や、年齢を問わず大動脈瘤があれば、あるいは疑いがあればご相談ください。
受診当日に専門医が診断し、治療法についてお示しいたします。 一人でも多くの病客様に対して安全で確実な医療が提供できるよう今後も努力したいと考えています。
心臓血管外科 吉鷹秀範(副院長) 大動脈瘤専門外来:毎週火曜日
病院NOW43号(特別) 2009/4発行
大動脈瘤に対するステントグラフト治療
副院長 吉鷹秀範
近年、人口の高齢化あるいは生活習慣の変化に伴い、動脈硬化による疾患のひとつである大動脈瘤が増加してきました。 また、高速CTなどの高性能診断機器の普及、手術技術の飛躍的進歩もあり、大動脈瘤の手術数は急増しています。
大動脈解離を除けば大動脈瘤のほとんどは破裂する直前まで無症状です。 検診などでたまたま発見されることが多く、症状がないことより軽く見られがちです。
いったん動脈瘤ができてしまうと、それが自然に縮小することはなく、多くの場合は少しずつ大きくなり、最終的には破裂にいたります。 しかし破裂にいたれば救命率は不良で、突然死の原因となります。
大動脈瘤は、薬などの内科的治療で治すことはできません。治療の原則は外科手術となります。
当院でもその手術症例数は増加傾向にあり、この1年間に約200人(胸部大動脈瘤と腹部大動脈瘤の総計)の病客さまに対して手術を行っています。 とくに最近の傾向では手術を受けられる病客さまの平均年齢が高くなりつつあり、昨年は80歳以上の病客さまの手術数が39%を占めました。
このような大動脈瘤に対しての外科的治療も、当院では力をいれて取り組んで来ました。
とくに低侵襲治療(体に対して負担の少ない治療)として1998年よりカテーテルを用いたステント付き人工血管(ステントグラフト)植え込み手術を行ってきました。
ステントグラフト留置術は開胸あるいは開腹手術を行わずにカテーテルを用いて人工血管を留置することにより大動脈瘤の破裂を予防する方法です。
開胸あるいは開腹を行わないため、病客さまの身体にかかる負担は極めて少なくなり、早期退院、早期社会復帰が可能となります。
従来はこのステントグラフトが保険医療で認められていなかったのですが、2007年より腹部大動脈瘤に対して、そして2008年より胸部大動脈瘤に対して保険医療としての治療が可能(認定施設のみ)となりました。
当院では2009年2月までに48名の病客さまに実施することができ、良好な結果となっています。 現時点では実施に当たり制約が多く、限られた病客さまのみとなりますが、今後ますますこの治療法は普及、発展することになると考えられます。
当院では、大動脈瘤の適切な治療が行えるよう大動脈瘤専門外来を開設し、診断、治療に取り組んでいます。胸部、腹部の占居部位、瘤の大きさ、そして年齢を問わず大動脈瘤があれば、あるいは疑いがあればご相談いただきたいと思います。
受診当日に診断、治療法などがお示しできると考えています。
一人でも多くの病客さまに安全で確実な治療ができるよう今後も努力したいと考えています。
病院NOW35号(特別) 2007/4発行
大動脈瘤に対する新しい治療
副院長 吉鷹秀範
近年、人口の高齢化あるいは生活習慣の変化に伴い、動脈硬化による疾患が増加しつつあります。 動脈硬化により、細い動脈は狭窄あるいは閉塞をきたしやすく、太い動脈は動脈自体が膨らんできて動脈瘤を形成しやすくなります。 すなわち大動脈に対して動脈硬化が起これば大動脈瘤を形成しやすくなります。
大動脈解離を除けば大動脈瘤のほとんどは破裂する直前まで無症状です。 検診などでたまたま発見されることが多く、症状がないことから軽く見られがちです。 いったん動脈瘤ができてしまうと、それが自然に縮小することはなく、多くの場合は少しずつ大きくなり、最終的には破裂にいたります。 しかし破裂にいたれば救命率は不良で、突然死の原因となります。
大動脈瘤は、薬剤などの内科的治療で治すことはできません。 したがって治療の原則は外科手術となります。 当院でもその手術症例数は増加傾向にあり、毎年100人以上の病客さまに対して手術を行っています。
特に最近の傾向として手術を受けられる病客さまの平均年齢が次第に高くなり、昨年は80歳以上の病客さまの手術数が20%を超えました。 このような大動脈瘤に対しての外科的治療も、当院では力をいれて取り組んで来ました。
特に低侵襲治療(体に対する負担の少ない治療)として1998年よりカテーテルを用いたステント付き人工血管(ステントグラフト)植え込み手術を行ってきました。
ステントグラフト留置術は開胸あるいは開腹手術を行わずにカテーテルを用いて人工血管を留置することにより大動脈瘤の破裂予防を行う方法です。 開胸あるいは開腹を行わないため、病客さまの身体にかかる負担は極めて少なくなり、早期退院、早期社会復帰が可能となります。
従来このステントグラフトが保険医療として認められていなかったのですが、本年より保険医療としての治療が可能(認定施設のみ)となりました。
現時点では腹部大動脈瘤の限られた病客さまのみとなりますが、今後ますますこの治療法は普及、発展することになると考えられます。
当院では、大動脈瘤の適切な治療が行えるよう大動脈瘤専門外来を開設し、診断,治療に取り組んでいます。 胸部か、腹部かといった存在部位、瘤の大きさ、そして年齢を問わず大動脈瘤があれば、あるいは疑いがあればご相談いただければ受診当日に診断、治療法などがお示しできると考えています。
一人でも多くの病客さまに対して安全で確実な治療ができるよう今後も努力したいと考えています。
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