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ポートアクセス手術

ポートアクセス開心術は、心臓手術の特別な呼び方ですが、基本概念としては昨今色々な分野で行われている低侵襲と呼ばれる手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術、胸腔鏡下肺手術など)の一つと考えられます。

Topic’s
ポートアクセス大動脈弁置換術の本邦第1例目の報告が専門誌に掲載されました。
(日本では通常、
心房中隔欠損症,僧帽弁閉鎖不全症などが適応範囲)
論文(英文)は、http://www.jstage.jst.go.jp/article/circj/72/4/72_674/_article

これも心臓手術

外科主任部長 杭ノ瀬昌彦

 午前9時に手術室に入り、全身麻酔がかかり、少し左に傾けた状態で手術は始まります。右前胸部と右足の付け根にそれぞれ4pと3pほど切開が加えられ、人工心肺を使用して心臓を止め、右前胸部の小切開孔から心臓に対する処置を行い、12時には集中治療室に戻ります。翌日、集中治療室から退室し、ドレーンも夕方には抜けて、歩けるようになります。その翌日には退院します。1週間後に外来でドレーンのところの抜糸。シャワーなどは退院後すぐから大丈夫です。

 元々若い女性に美容目的に始めた小切開心臓手術でしたが、働き盛りの男性や運動部で活躍している男の子にもすぐに復帰していただくために適応しています。また、ご高齢のご婦人で大きく切られるのはいやといわれ適応としました。

 この方法が適応される心臓手術は、心房中隔欠損症、僧帽弁閉鎖不全症など限られた病気です。日本では慶応義塾大学病院が症例数では一番多く、当院でも10症例(50例:2008年3月27日現在)を超えました。

 心臓手術ですので小さなミスが重篤な合併症に結びつきます。安全を第一に無理のない範囲で行っています。痛みが少なく、すぐに社会復帰できます。

病院NOW33号(2006/10発行)より

関連ページ:診療科
 

 


中高年の生活と健康「明日の友」の記事「健康特集 心臓の病気-最新情報」で榊原病院の紹介がありました。