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心房細動に対するカテーテルアブレーション(肺静脈電気的隔離術)を積極的に行っております。以前は4時間程度でしたが、現在では2〜3時間程度でとなっています。
入院期間は5〜7日間程度です。心房細動の症例数は毎年増加しております。(当院でのカテーテルアブレーション総数の3分の1程度に相当します)
手技成功は98%で、1回目のカテーテルアブレーションで50〜60%の症例で薬剤なしで洞調律が維持され、さらに抗不整脈剤併用で60〜70%で洞調律の維持もしくは発作回数の軽減が可能です。
1回で効果が不十分となる原因の大半は一度伝導隔離した左房―肺静脈間の伝導の再開であり、2回目のカテーテルアブレーションを行い再隔離および肺静脈外の起源を同定して治療を行えれば80〜90%の症例で心房細動が管理可能となります。
新しい話題としては、EnSiteマッピングシステムが導入され、2回目のカテーテルアブレーションを行う際には肺静脈外の起源を同定するのに威力を発揮しております。
しかし、すべての心房細動がカテーテルアブレーションで根治できるわけではありません。薬剤抵抗性心房細動で、かつ自覚症状があることがカテーテルアブレーションの適応になります。
また高齢者ではablate and pace(房室接合部アブレーションとペースメーカー治療の併用)が良い場合もあります。心房細動自体は致命的な不整脈ではありませんが、心房細動に伴うQOL低下を来している例は意外と多いものです。
心房細動に対するカテーテルアブレーション治療自体は生命予後を改善させる治療法ではありませんが、治療に伴いQOLは明らかに改善します。
内科部長 山地博介(病院NOW37号(2007/10)より)
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