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病院理念
病客さま一人ひとりの権利を尊重し、心のこもった安全で、質の高い医療の提供が私どもの理念です
基本方針
1. ご理解いただける説明責任を果たし、病客さま自身の治療選択権を尊重いたします
2. 医の倫理にかなった、心のこもった医療を提供し、病客さまにご満足いただけるよう努めます
3. 最新医療の研鑽につとめ、病客さまの要望にそった最高の医療の提供に努めます
病客さまの権利
○個人として常に生命・身体・人格を尊重される権利があります
○平等で最良の医療を受ける権利があります
○診療内容や効果・危険性・他の治療方法などについて、わかりやすく説明を受ける権利があります
○ご自身の意思で適切な医療を選択し受ける権利および拒否をする権利があります
○ご自身の診療内容について知る権利があります
○診療の過程で得られた個人情報を保護される権利があります
私たちは病客さまの権利を守るため、皆様に以下のことをお願いいたします
・診療上必要な正しい情報を病院側へ提供
・病客さま、ご家族の方のご理解やご協力
・他の病客さまの権利の尊重
「病客さま」という言葉
患者とは医師の治療を受ける人をいいます。
受けるという上下関係の立場ではなく、医療は受ける側も行う側も対等な信頼関係を築いて病気に立ち向かいたいとの願いから、1932年当院開設当初から「病客さま」という言葉を用いています
「病院マーク」の意味
心臓病センター榊原病院のシンボルマークは1980年に澤渡和男先生のデザインにより作成されたものです
全体のハート型は心臓をあらわしており、右の赤は動脈系、左の青は静脈系を、中心は白十字を、また心房、心室の四つの部屋に分かれていることを表しています
そしてハート型の左側が榊原の「S」、右側が法人名でもある十全の頭文字である「J」を表しています
理事長 榊原 敬の挨拶
私ども 社会医療法人社団十全会 心臓病センター榊原病院を代表してご挨拶申し上げます。
心臓病センター榊原病院は心臓病大血管の専門病院で、1932年4月榊原亨の開設にはじまります。亨はこれより先1929年当時岡山医科大学(現岡山大学医学部)助教授として、臨床講義(学生を前に実際に手術して講義する)で、世界で初めて、局所麻酔で胼胝性心膜炎(心臓を被う心膜が硬くなり、心臓の動きが妨げられる病気)の手術に成功を収めました。さらに1936年12月16日 あい口で刺された心臓の傷口にガーゼを巻きつけて止血する纏絡止血法を行い、心臓外傷患者の救命に世界で初めて成功しました。このことから心臓外科に強く関心を抱くようになりました。この手術法について日本外科学会で当時大阪帝国大学小沢凱夫教授と大論争になりました。 この論争はわが国心臓外科の扉を開いたといわれています。そして、1941年世界で初めて生きているヒトの心臓弁膜を観察する心臓鏡を発明するにいたり、これを用いて心臓僧帽弁の手術を行いました。
心臓手術の研究は第2次世界大戦中一時中断しましたが、1951年5月、亨は弟 仟(東京女子医科大学教授)と協力してボタロ管開存症(先天性心臓奇型の一種)の手術を行い成功しました。この手術はわが国心臓手術の戦後第1例で、亨と仟はわが国心臓外科の開拓者の栄誉を得ることになりました。(その後亨は日本医師会副会長、衆議院議員、参議院議員となり医療制度改革に励みました。)この病院で亨は手術をはじめ多くの心臓病の診療を仟の手伝いのもと行いました。すなわち、わが国の心臓病学の黎明期の歴史はそのまま当院の歴史と重なります。
当院開設当初から 「本院は営利を目的とする世俗の病院にあらず。実際に迂遠なる学説研究を主眼とする病院にもあらず」といい、私どもがもっている医療技術を病気に苦しむ方々を救うために役立てたいとの綱領を掲げ、開院当初から「病客さま」という言葉を用いています。これまで開院以来80年にわたり新しい医療の進歩発展に努力し、心のこもった安全で質の高いサービスの提供を心掛けてきました。
高齢化社会を迎え、病気の数がいくつもあるのが当たり前の時代となりました。リスクを理解し安全で、しかも低侵襲な(体に優しい)医療を組織全体として行うこと(チーム医療)が求められています。この意思を継ぎ輝かしい伝統の上に、さらに質の高いサービスを一致団結して提供することこそが、病客さまには安心から信頼を生み出し、職員においては誇りを持って仕事に励む充実感を醸造するのだと確信しています。有能な人材の育成に努め、さらに設備の更新、将来の展望を見据えた組織運営、危機管理や安全対策を確実に推進して参ります。
21世紀の医療サービスを提供できる真の「病客さまのため」の病院を目指して、2012年9月18日心臓病センター榊原病院といしま病院を統合移転した新しい病院を開院致します。手術室7室(ステント手術に対応したハイブリッド手術室2室を含む)となり、心臓カテーテル6室をはじめ、ICU30床、HCU20床と規模を拡大し、CT(320列・64列マルチスライスCT)、MRI、アイソトープ検査など心臓大血管疾患を中心に関連した領域を含め直ちに対応できる態勢となりました。また、地域医療を担う医療機関との連携を強化を目指し、心臓血管外科の緊急手術が2列できる態勢を堅持し、ドクターカー2台でいざというときの他の医療機関の要請にも対応しています。また、25m3コースの室内プールやフィットネスを設け、予防(メタボリックシンドローム対策などの運動療法)から(発作後180日までの)機能回復を目指した心臓リハビリテーション、その後の体力維持と再発予防のためのメディカルフィットネスまで、心臓病を取り巻く疾患のすべてに対応できる病院を目指しております。
当院は各種病院ランキングで心臓血管外科、循環器内科とも常に上位にランクされており、これまで開院以来の心臓血管手術数は約15000例(ペースメーカーなどを除く現行基準)に及びます。この数字は大学病院に引けを取らない実績であり、民間病院として稀有なことです。 時代が変わっても、ハード面のみならずソフト面でも、わが国の心臓病・大血管疾患の領域におけるトップクラスの病院として、地域に貢献できる病院であり続けたいと思っています。
この上とも御理解御支援を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。
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社会医療法人社団十全会 理事長 榊原 敬 プロフィール
■略歴
1980年 東京学芸大学附属高校卒業
1986年 順天堂大学医学部卒業
1991年 順天堂大学大学院医学研究科卒業
順天堂大学第1外科助手、ニューヨーク州立Roswell Park癌研究所留学、順天堂大学第1外科外来医長、岡山大学医学部第1外科助手を経て
2000年 特定医療法人社団十全会榊原東病院副院長
2001年 特定医療法人社団十全会副理事長
2007年 医療法人三友会理事長併任(2008年に統合)
2012年 社会医療法人社団十全会理事長(第4代)に就任
■資格
日本外科学会指導医、日本消化器外科学会指導医、日本臨床外科学会評議員、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器病学会指導医、消化器がん外科治療認定医、日本医師会認定産業医、元東京消防庁救急隊指導医
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